セガサターンでの仮想CD-ROMドライブ Terraonion MODEについて

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最終更新日 2020年7月31日

Terraonion MODE - Dreamcast & Saturn ODEでサターン実機で仮想CD-ROMドライブを使用することについてのコーナーです。なお、MODEは2020年4月に予約が始まり、2020年7月から日本に届いています。


目次

  1. 概要
  2. 対応ソフト
  3. サターン本体への組み込み
  4. イメージファイルについて
  5. 仮想CD-ROMドライブ用ストレージの選択
  6. 仮想CD-ROMドライブ用ストレージの構成
  7. ファームウェアの更新
  8. その他

1.概要

サターン用ソフトは全てCD-ROM媒体で発売されましたが、これをイメージ化したものをSSDやSDカードに入れ、サターン実機で読み取れるようにするユニット(CD-ROMドライブエミュレーター)が海外で開発されてます。これをサターン本体に組み込むことで、CD-ROMメディアおよびCD-ROM機の欠点である「ロードに時間がかかる」「ディスクが痛みやすい」「ディスク読み取り部品の耐久性が低い」などをあるていど克服することができます。

この文書では、Terraonion MODEにてサターンで仮想CD-ROMドライブを使うのに必要な情報を記載します。以下にはWebなどから知りうる限りのことを書いておきますが、間違っているかもしれません。

なお、MODEを組み込むと、サターン本体で直接CD-ROMを読み取ることが出来なくなりますのでご注意ください。当然、音楽CDなども同様です。

また、ゲーム中にソフトがCD-ROMにアクセスする際は前後に多少のマージンが入るため、仮想CD-ROMにより直接アクセスする時間が短縮してもROMカートリッジのようにサクサク進行するようになるわけではありません。過度の期待は禁物です。

Terraonion MODE

対応本体

サターンなら、CD-ROM接続ケーブルが20ピン仕様の本体でも、21ピンの本体でもどちらでも大丈夫です。また、ドリームキャスト(※)にも対応しています。

※ MIL-CD非対応のドリームキャスト本体はサポートされていないとのことです。見分け方は「そこぬけろ! - MIL-CD対応、非対応機の見分け方」(外部サイト)が分かりやすいです。

2.対応ソフト

全サターンソフト対応を謳っています。リージョンチェックも無視するようできるようです。

3.サターン本体への組み込み

マニュアルどおりにCD-ROMドライブを外し、黒い4本の足を取り除き、MODE基板を載せ、もともとCD-ROMドライブについていたコネクタとフラットケーブルを差し込み、電源コネクタをつければインストールは完了です。さらにそこにDISCイメージを入れたメディア(SSD/microSDカードなど)を差し込むことで、仮想CD-ROMドライブでサターンのゲームを遊べるようになります。

なお、サターン本体のバージョンにより足場の広さが異なるので、狭い場合は3Mのプラスチックの台をニッパーなりでカットした方がいいです。手前側も私の本体だとフラットケーブルを踏んでしまうので、手前右側のシールは1/3も剥がしていません。また、奥に入れすぎるとパワーメモリーと干渉するので、注意してください。

Terraonion MODEインストール後

4.イメージファイルについて

対応フォーマット

公式サイトでCDI, GDI, CCD, MDF, bin/iso+cueフォーマット対応と書かれています。GDIはドリームキャスト用なので除外して、これから新規にイメージを作る人は"bin+cue"が無難だと思います。

イメージファイルの作成方法

ごく簡単な手順で作成できるので、多くは説明しません。分からない人は既存のPCソフトの解説サイトをご覧ください。

PC上の任意のフォルダにイメージを保存し、後述するフォルダ構成でメディアに書き込みます。なお、イメージファイルのファイル名はサンダーフォースVなら「THUNDER_FORCE_V.bin」のようにいわゆる英数字と記号の組合せでかつ、ゲーム名がわかるようにしておくことをお勧めします。

bin+cueフォーマットでCD-ROMイメージ作るソフトを下記に紹介しておきますが、他でも作れるので、気に入らなかったら別のをご自分で探していただければと。

ImgBurn

定番のCDライティングソフトですが、CD-ROMからイメージを作成するのにも使えます。その際のデフォルトフォーマットが"bin + cue"なのでフォーマット選択ミスも起きにくいです。

ただし、最新版のVer.2.5.8は公式サイトのダウンロードリンクのうち、「Free-Codecs.com」以外はアドウェア付きのインストーラが提供されているので、必ず下記赤枠のリンクからダウンロードしてください。

ImgBurnダウンロード先

【注意】ここで作成したイメージファイルは私的使用の範囲内で利用してください。作成したイメージを他人に譲渡または販売するのは著作権法に違反します。当然、不特定多数がアクセスできるサーバー上にアップロードするのも同様です。また、複製元のCD-ROMを譲渡または売却した場合、該当するCD-ROMイメージは廃棄する必要があります。これは、著作権法の第四十七条の三で規定されています。

参考になるWebページ

5.仮想CD-ROMドライブ用ストレージの選択

結論から言うと、SATAのSSDでいいでしょう。SDカードならSanDiskか東芝のClass10以上のmicroSDカードで。SSD/microSDカードの容量は手持ちのゲームを全部イメージ化して適切なサイズを選んでください。CD-ROM1枚あたり0.5GBで見積もればまぁだいたい合っているとは思います。

ちなみに私が使用しているSSDは以下です。2020年7月末に秋葉原ソフマップにて3490円で購入しました。ご参考までに。

SSD for MODE

6.仮想CD-ROMドライブ用ストレージの構成

まず、SSDを新品で購入した場合、Windowsならスタートボタン右クリックから「ディスクの管理」でパーティションの作成および初期化をしてください。パーティーションスタイルは「GPT」で、ファイルシステムはexFATを選ぶといいでしょう。MODEはexFATとFAT32にしか対応していないため、NTFSにはしないよう気を付けてください。

メディアのルートに「Saturn」フォルダを作って、その中にCD-ROMイメージを1タイトルごとにフォルダを作って格納する必要があります。意味がわからない人はマニュアルに絵がついているので、そちらをご覧ください。ゲーム中にディスク入替するタイトルの場合、同じフォルダにイメージを入れます。

7.ファームウェア(Firmware)の更新

機能追加やバグフィックスがされることがあるので、なるべく最新版を使いましょう……と書いておいてなんですが、2020-07-30時点では工場出荷時のVer.1.01 R04しか選択できません。軽く動作テストした範囲では、このバージョンはあまり完成度が高くありません。今後のバージョンアップで使いやすいものになっていって欲しいです。

8.その他

設定例とか書くつもりでしたが、前記したように現状は動作が安定していないのでやめときます。安定動作するFirmwareが出てから何か書くかもしれません。

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