Retrode2について

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最終更新日 2016年10月10日

Retrode2とはドイツのRetrode社が作成している、セガ未公認のメガドライブ用ソフトをPCで遊ぶためのインタフェースです。実機で遊んだときのセーブデータをPCにバックアップできることが特長です。国内メガドライブ(MD)用ソフトだけでなく、GENESIS(北米)や欧州用MEGA DRIVEなどの海外ソフトにも対応しています。

PCで遊ぶといいましても、実際にRetrode2が行うことはROMカートリッジ内のROMデータおよびセーブデータを仮想ドライブに置き、PCで扱えるようにするのと、メガドライブ用のコントローラをPCで使えるようにするだけです。詳細は以下に記述します。

スーパーファミコン(SFC)およびSNES用のゲームソフトでも同様のことが可能です。

ちなみに私自身は、Windows 7 Professional SP1(64bit)と、Windows 10 Pro(64bit)でしか動作を確認していません。Windows 10 Pro(64bit)は初期バージョンからVer.1607まで、後述するファームウェアの更新以外は問題なく使えています。


目次

  1. 使用手順
  2. スーパー32Xについて
  3. ソニック&ナックルズについて
  4. 使用できないソフトについて
  5. 販売店
  6. ファームウェアのアップデートについて
  7. プラグインについて

1.使用手順

PCで遊ぶ場合の手順と、データのバックアップだけをする場合の手順に分けて記述します。Windows7/10なPCを想定して記載していますので、他OSを使用している方は適宜読み替えてください。

なお、SFC/SNESスロットにある電圧変換スイッチは、5Vで使用してください。後述するGBA用プラグインおよびN64用プラグインを使うときだけ、3.3Vに切り替えてください。

下記では便宜上「Retrode2付属のUSBケーブルで」と書いていますが、Retrode2付属のUSB(A)-USB(miniB)ケーブルは非接触状態になりやすいので、市販の同じ規格のケーブルに替えた方がいいです。

PCで遊ぶ場合の手順

  1. メガドライブのコントローラをRetrode2本体に繋げます。なお、PC用のコントローラを使用する場合、この手順は省略してください。

  2. メガドライブのROMカートリッジをRetrode2本体に差し込みます。

    Retrode2 - MD

  3. Retrode2付属のUSBケーブルで、Windows PCと繋げます。これで、Retrode2がWindowsの仮想ドライブとして認識されます。

    なお、認識されない場合は、ケーブルを差しなおしたり、カートリッジを差しなおしたりしてください。

  4. エクスプローラから仮想ドライブのセーブデータ(拡張子がsrmのファイル)をエミュレータのプログラムファイル(拡張子がexe)と同じフォルダにコピーします。セーブデータがないソフトの場合、この手順は省略してください。

  5. エクスプローラから仮想ドライブのROMデータ(拡張子がbinのファイル)をメガドライブエミュレータにドラッグ&ドロップするなりして、ゲームを起動します。

  6. エミュレータのコントローラ設定を変更します。既に設定済みの場合や、PC用コントローラを使用する場合、この手順は省略してください。

ゲームが終わったら、通知領域の「ハードウェアの安全な取り外し」からRetrodeを論理的に外してから、物理的にUSBケーブルを抜くのが安全な手順です。

なお、3番の時点でROMデータ(ROMイメージ)およびセーブデータをPC上のディスクに退避させておけば、次回プレイ時からはRetrode2を使用せずに遊ぶこともできます。

ROMイメージ/セーブデータのバックアップだけをする場合の手順

  1. メガドライブのROMカートリッジをRetrode2本体に差し込みます。

  2. Retrode2付属のUSBケーブルで、Windows PCと繋げます。これで、Retrode2がWindowsの仮想ドライブとして認識されます。

    なお、認識されない場合は、ケーブルを差しなおしたり、カートリッジを差しなおしたりしてください。

  3. エクスプローラから仮想ドライブのROMデータ(拡張子がbinのファイル)をPC上の任意のフォルダにコピーします。セーブデータ(拡張子がsrmのファイル)がある場合、そちらもコピーします。

バックアップが終わったら、通知領域の「ハードウェアの安全な取り外し」からRetrodeを論理的に外してから、物理的にUSBケーブルを抜くのが安全な手順です。

利用上の注意

なお、前記のように本人所有のカートリッジから、所有者本人により吸い出したROMデータ(ROMイメージ)およびセーブデータでしたら、私の知る限りカートリッジの所有者がエミュレータで遊ぶことは日本の法律的に問題ありません。ただし注意点がありますので、以下をご覧ください。

【注意】ここで作成したROMイメージは私的複製の範囲内で利用してください。作成したROMイメージを他人に譲渡または販売するのは著作権法に違反します。当然、不特定多数がアクセスできるサーバー上にアップロードするのも同様です。また、複製元のカートリッジを譲渡または売却した場合、該当するROMイメージは廃棄する必要があります。これは、著作権法の第四十七条の三で規定されています。

参考になるWebページ

吸い出したROMイメージは、EverDriveを使用することで、実機で使うこともできます。メガドライブが発売されて25年以上経ちカートリッジの経年劣化もそろそろ心配しなくてはなりませんが、Retrode2 + EverDriveで対処ができるのです。セーブデータの移行も可能です。

2.スーパー32Xについて

スーパー32XおよびGENESIS 32X、MEGA DRIVE 32X用のソフトも扱えます。ただ、Retrode2のMD/GENESISスロットに32Xソフトは刺さらないので、Retrode2にスーパー32Xを差し込み、32X用ソフトをスーパー32Xに差し込めばOKです。なおスーパー32XにACアダプタを繋げる必要はありません。といいますか、Retrode2の蓋が邪魔をして、ACアダプタを差すことができません。

32X本体を使わずに、ユニバーサルゲームアダプタで下駄を履かせてもOKです。

3.ソニック&ナックルズについて

ロックオンした状態でRetrode2に差すと、1つのROMデータとしてWindowsからは認識されます。エミュレータにドラッグ&ドロップするなりすると、きちんとロックオンした状態でゲームが始まります。

4.使用できないソフトについて

まず、特殊チップを積んでいるバーチャレーシング(MD版)は正しく認識してくれません。また、ワンダーボーイ5 モンスターワールド3は、ゲームは遊べますが、セーブデータを吸い出すことが出来ません。

他に私の手持ちソフトだと全体の約5%が認識してくれませんでした。ハードウェアの問題なのか、ファームウェアの問題なのか、それとも単に接触が悪いだけなのか問題を切り分ける気がないので放置しています。

5.販売店

2016年10月9日現在だとRetrode社からリンクされているDragonBoxくらいしか売っているところを知りません。

2013年当時はAmazonRetrode社から購入可能でした。海外のゲーム周辺機器を取り扱っているお店でも売っていることがありました。当時は楽天市場でも検索に引っかかりました。

6.ファームウェアのアップデートについて

Retrode2のファームウェア更新手順(for Windows)に、ファームウェアの更新手順をまとめました。

Firmware « Retrode.orgに最新のファームウェアのバイナリおよびリリースノート、および英語/ドイツ語での更新手順が用意されています。後述するRetrode2用プラグインを使用する場合、v0.18c以降のファームウェアに更新することが強く推奨されています。

7.プラグインについて

Retrode2本体とは別売りで、SEGA Master System(海外マスターシステム:SMS)、ゲームボーイ アドバンス(GBA)、NINTENDO64(N64)用の3種類のプラグインが出ています。それぞれのプラグインを使用することで、各機種のソフトをPCで遊んだり、ROMイメージのバックアップをしたりできます。

使い方はメガドライブのときと同様でこんな感じです。SMSプラグインはメガドライブ用スロットに、GBA/N64用プラグインはSFC用スロットに挿してください。

Retrode2 - SMS

GBA用プラグインまたはN64のプラグインを使用する際は、SNES/SFC用スロットにある電圧変換スイッチを3.3V側にしてください。前述したように、それ以外の時は5Vで使用します。

SMS用のプラグインに対して改造することでゲームギアに対応させている人もいるようです。興味がある方はGoogleなりで検索すれば、作成法など書かれたblogがすぐに見つかると思います。

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