[MD02]メガドライブの環境設定

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最終更新日 2018年2月21日

メガドライブの環境設定のコーナーです。メガドライブ本体とメガCD、それにスーパー32Xなどの組み合わせによりステレオでの接続や、S端子・RGBなどの映像出力方法の組み合わせも変わります。セガ「メガドライブ以前のゲーム機」BBSでよく出ていた質問なので一通りまとめました。

ただし、私はワンダーメガ関係は持っていませんので、そちらについては記述できません。

以下の周辺機器ですが、2017年現在は純正品より非公式の互換品の方が手に入りやすいものが多いので、そちらを利用するのも手です。秋葉原のトレーダー本店や通販サイトなどで売っています。ただし、品質は保証しかねます。


目次

  1. 映像・音声出力端子とアダプタについて
  2. 「S端子」or「アナログRGB」接続
  3. コントローラについて
  4. 海外用ソフトについて
  5. メガドライブでΣ9000TBを使用する
  6. Retrode2について

1.映像出力端子とACアダプタについて

映像出力ケーブル類や、ACアダプタについて以下にまとめます。

映像・音声出力端子

メガドライブ1 DIN8ピン(オーディオ用)

メガドライブ1本体付属のAVケーブルは、オーディオ用DIN8ピンのモノラルケーブルです。ステレオで使いたい場合は、本体の「PHONES」端子からステレオ音声を引っ張ってくる必要があります。

本体基板のバージョンや個体差によって、ノイズの程度に差があります。

メガCDを使う場合は、メガドライブ本体の「PHONES」端子からメガCDの「MIXING端子(背面にあります)」にステレオミニジャックケーブルを繋いでから、メガCDの音声出力端子とテレビ(またはAV機器)とをステレオピンジャックケーブルで繋げてやれば大丈夫です。メガCD2とつなげる場合も同様です。

メガドライブ2 ミニDIN9ピン

メガドライブ2本体付属のケーブルもモノラルですが、別売りでステレオケーブルが出ています。また、XMD-3およびサンタのS-02などを使う場合もメガドライブ1と違ってステレオミニジャックケーブルが必要になることはありません。

メガドライブ2に、メガCD及びメガCD2を接続した場合も同様に、本体からステレオ出力されています。先ほど書きました、専用のステレオケーブルなりを用意することにより、ステレオ音声でゲームを楽しめます。

また、後期に出たメガジェットスーパー32XMULTI-MEGAも、メガドライブ2と同様にミニDIN9ピンです。あと、NOMADも同様です。

メガジェットとMULTI-MEGAはDINプラグでの出力の他に、ステレオミニジャックでの音声出力端子も持っています(MULTI-MEGAはヘッドホン端子とLINEOUT端子で2系統)。両方とも音質には定評があります。

スーパー32Xは、メガドライブ2に使う場合はそのままステレオ音声がDINプラグから出力されます。もちろんメガドライブ2専用ステレオケーブルか、S-02, XMD-3等かを使用しなければモノラルになりますが。あと、メガドライブ1との場合にはメガドライブ1本体のヘッドホン端子を使わないとステレオにはなりません。

映像・音声入力端子

スーパー32X ミニDIN9ピン

スーパー32Xは、メガドライブ本体から映像・音声を入力するための入力端子がついています。スーパー32X付属のケーブルで、MD1からもMD2からも入力できます。

ACアダプタ

SA-160A

メガドライブ,メガCD,メガCD2用のアダプタは、でかくて重いSA-160Aです。しかし、ゲームギアやキッズギアにも使える便利なやつです。GENESIS1や海外用のMEGA DRIVEでも使えます。ちなみにDC9V1.2Aで、極性はセンターマイナスです。

また、箱には対応機種としてSG-1000, SG-1000II, MARK3, MASTER SYSTEM, MEGA DRIVE, GAME GEAR, MEGA-CDが記述されています。

音楽用のACアダプタPOWER-ALL PA-9Sを使うとノイズが軽減されます。また、DC9Vで2Aありますので、別売りのデイジーチェーン・ケーブルを購入すればメガドライブとメガCD or メガCD2を1つのACアダプタで済ませられます。

スーパーファミコン用のACアダプタでも起動しますが、電流がメガドライブ用より小さく、故障の原因になるので使用しない方がいいです。

SA-190

メガドライブ2, メガジェット, MULTI-MEGA, NOMAD, スーパー32Xはこちらです。GENESIS2や海外用のMEGA DRIVE2でも使えます。

セガ製デジカメの「DIGIO」用のもこれと同じそうです。ちなみにDC10V 850mA、極性はセンタープラスです。

また、SEGA TOYS製キッズ用コンピュータ「PICO」用のACアダプタである、「SA-190B」も、メガドライブ2やNOMADやMULTI-MEGAで使えることを確認しています。

SA-190Bは無印SA-190と極性も同じですし、DC 10V 850mAと電圧、電流も同じですのでセガから公式にはサポートされていませんが問題ないはずです。

SA-170

ワンダーメガ用はこちらです。DC9.5V 1.5Aで、極性はセンタープラスです。

2.S端子やアナログRGBで映像をパワーアップ

メガドライブはソース映像は綺麗なのに映像出力関係の部品性能が低いせいで非常に損をしています。付属のケーブルを使ったビデオ出力でしか見たことがない人は、ぜひ一度下記のユニットを使ってS端子出力やRGB出力での映像を見て欲しいです。きっとメガドライブの映像への印象が変わると思います。

下記の機器はセガマーク3やマスターシステムでも使えたり、使えなかったりします。そのあたりの情報は、マスターシステムの環境設定の方をご覧ください。

S端子

MEGA S-01

通販のサンタで売られていたS端子ユニットです。メガドライブ1にこれを繋げると、一般のAV機器コーナーに売っているS端子ケーブル(別売り)によりS端子付きテレビと繋げられるようになります。また、後述するXMDシリーズよりもS端子出力に関しては勝っているとの評価を受けています。

MEGA S-02

こちらは「MEGA S-01」のメガドライブ2用バージョンです。もちろんスーパー32Xやメガジェット、MULTI-MEGA、NOMADなどにも使えます。

XMD-2 RGB/S

マイコンソフト企画開発/電波新聞社発売のアナログRGB・S端子ユニットです。メガドライブ1にこれを繋げると、一般のAV機器コーナーに売られているS端子ケーブル(別売)によりS端子付きテレビと繋げられるようになります。なお、アナログRGB出力とS端子とで同時出力することも可能です。

XMD-3 RGB/S

こちらは「XMD-2 RGB/S」のメガドライブ2用バージョンです。もちろんスーパー32Xやメガジェット、MULTI-MEGA、NOMADなどにも使えます。

アナログRGB

アナログRGBユニット

XMD-1

マイコンソフト企画開発/電波新聞社発売のアナログRGBユニットです。

アナログRGB15ピンか21ピンかの入力端子が付いている15kHzモニタや、FRAMEMEISTERなどのアップスキャンコンバータにRGB接続するのに使います。なお、RGBケーブルは別売りです。

21ピンでモニタまでステレオ音声を持っていくには、マイコンソフト開発/電波新聞社発売のステレオ21ピンRGBケーブル(XC21RGB)が必要なのですが、現在非常に入手が困難だと思いますので、基本的に「PHONES」端子から直接音響機器(コンポ、ラジカセ等)に繋ぐことを考えた方が無難です。モニタに届く音声がモノラルで構わない場合は説明書に書いてある通り、MSX用の8ピンto21ピンケーブルを使えばよいでしょう。

15ピンで繋ぐにはPCショップなどで売られている15ピンto15ピンケーブルを買えばOKです。「PHONES」端子からXMD-1にステレオミニジャックケーブルで繋いでやれば、モニタにもステレオで音声がいくはずです。

なお、この場合の15ピンは、X68kやPC9801シリーズなどでも使われていた、D-sub15ピン(2列)の方です。Mini D-Sub15ピン(3列)に繋げたい場合、変換アダプタで対応できます。サンワサプライだとAD-D15NEが該当します。

XMD-2 RGB/S

XMD-1にS端子出力を付けたものです。ピンジャックでのステレオ音声出力端子も付いているので色々柔軟な接続が出来るのが利点です。

XMD-3 RGB/S

こちらは「XMD-2 RGB/S」のメガドライブ2用バージョンです。もちろんスーパー32Xやメガジェット、MULTI-MEGA、NOMADなどにも使えます。変換ケーブルを作って、サターンに使う場合はこれが一番便利だと聞いています。

RGBケーブル

XMDシリーズはゲームによっては明るすぎるため、こちらもあると便利です。ただし、少なくとも国内では公式のRGBケーブルは発売されていないため、以下は全て非公式です。

以下記載の内、私自身は東京RGBホスピスと穴場開発事業団のMD1用、MD2用しか試したことがありません。

他にも海外(というかCHINA)製のRGBケーブルを販売しているサイトや、ヤフオクで定常的に出品している人がいますが、こちらも試したことはありません。

eBayなどの海外ECサイトからアナログRGBケーブルを購入する際は、日本でのRGB21ピンであるか、欧州でよく使われているSCART端子であるかに注意してください。コネクタ形状は同じですが、配線が異なります。

RGB接続の参考動画

サンダーフォースIIIを使って動画サイトにテスト動画を上げています。ただし、穴場開発事業団のRGBケーブルを購入する前に作成した動画なので、そちらのテスト結果は収録されていません。

各種メガドライブをRGB接続でキャプチャして比較する動画 FRAMEMEISTER経由編

各種メガドライブをRGB接続でキャプチャして比較する動画 XSYNC-1経由編

3.コントローラについて

メガドライブ1, メガドライブ2, ワンダーメガなど、メガドライブ本体の種類はいろいろありますが、コントローラの規格は共通です。つまり、メガドライブ用のコントローラならメガドライブ2にも使えますし、逆にメガドライブ2に付属してきた6ボタンパッドをメガドライブ1で使うことも可能です。

ただし、コードレスパッドなど、1Pと2Pの差込口間隔および本体形状が影響するものは例外になります。ワンダーメガ2付属のコードレスパッドもワンダーメガ2にしか使えません。

純正コントローラーの補修部品(替えゴム)はサードパーティからですが、海外では現在も販売されています。現時点でボタンの利きが悪くなっている人はもちろん、将来に向けて購入しておくことをお勧めします。

4.海外用ソフトについて

GENESIS用ソフトおよび海外メガドライブ用ソフトは、日本用メガドライブで動くものもあれば、そのままだと動かないものもあります。逆に日本のソフトが海外用本体で動かないケースもあります。これは以下のような原因が挙げられます。

  1. カートリッジロック用のアームがぶつかるため、電源が入れられない
  2. カートリッジの形状が異なっているため、物理的に刺さらない (GENESIS/欧州用MDで発生)
  3. エリアプロテクトがかかっている
  4. NTSC/PAL/PAL-Mなどの映像方式が異なる

以上のいずれか、または複数の条件が重なることで起動しなくなります。一番確実な解決法は、ソフトにあった地域の本体を使用することです。

補足の意味で、地域ごとの差異を簡単な表にしてみます。

各地域のメガドライブの違い
地域 本体の名称 カートリッジロック カートリッジスロット 映像方式 水平走査線数 垂直走査周波数
日本 メガドライブ MD1のみあり 日本タイプ NTSC 525本 59.94Hz
北米 GENESIS なし GENESISタイプ NTSC 525本 59.94Hz
ブラジル MEGA DRIVE なし GENESISタイプ PAL-M 625本 59.94Hz
欧州 MEGA DRIVE なし GENESISタイプ PAL 625本 50Hz
アジア MEGA DRIVE MD1のみあり(?) 日本タイプ NTSC 525本 59.94Hz
PAL 625本 50Hz

1番のカートリッジロックですが、本体を開けてアームを物理的に除去するか、スーパー32Xを使用することで回避できます。MD2以降にはそもそもロック機構がついていません。

2番は、カートリッジの形状差異に伴い本体のスロットの形状も異なるため、GENESIS/欧州用MDに日本用MDやアジア用MDソフトは刺さりません。スロットを削るか、スーパー32Xなりユニバーサルゲームアダプタなりの下駄を履かせるかすることで回避可能です。GENESIS用ソフトは国内用メガドライブにそのまま刺さります。

3番のエリアプロテクトですが、他地域の本体で動かなくするためのソフト的なプロテクトを意味します。カプコン、コナミ、ナムコ等、大手メーカー系ソフトはかかっているものが多いようです。手持ちのソフト・ハードにて、エリアプロテクト等の確認をしていますので、ご参考までに。

4番の映像方式の違いですが、地域ごとにTVの映像方式が違うので、それぞれハード、ソフトの方もそれに合わせてあるわけです。日本や北中米、あと一部のアジアではNTSC(59.94Hz)、フランスや東ヨーロッパではSECAM(50Hz)、ブラジルではPAL-M(59.94Hz)、EU諸国やその他の地域のほとんどではPAL(50Hz)、が多く使われているようです。詳しくはWebで調べてみてください。ただし、ヨーロッパで発売されたソフトでもグローバル販売を意識してソフトウェア的にPAL/NTSC両対応している場合も多く、純粋にこの問題のせいで他地域のハードで動かないケースはそんなに多くはないようです。

フランスではテレビの映像方式はSECAMが広く普及していましたが、周辺諸国のPAL用のAV機器/ゲーム機が使えるよう、テレビにSCART端子が付いているのが普通だったようです。なので、フランス用MEGA DRIVEにはSCARTケーブルが標準で付属して、映像方式の違いを吸収しているそうです。

3番の問題はメガドライブ(GENESIS)本体にユニバーサル化の改造をすれば、後述するユニバーサルゲームアダプタの類を使わずとも解決しますが、私はやったことがないので割愛させて頂きます。その昔バックアップ活用テクニック(現ゲームラボ)等に記事が載っていたそうですし、今ならWeb検索すれば該当するWebページはすぐに見つかることでしょう。

ただし、4番の映像方式の違いはJP1 - JP4のパターンの組合せ変更だけでは乗り越えられません。NTSCとPALとを正確に切り替えるにはベースクロックの変更もする必要があるからです。NTSC機の改造でここを怠ると、PAL実機で遊んだ時と比較して、テンポや音程がずれたり、動かなかったりしますし、当然逆もまたしかりです。しかし、日本国内のメガドライブ改造ページはPALのゲームをだいたい遊べればいい(細部にはこだわらない)ということで、ここに無頓着なとこがほとんどです。これは、改造したNTSC本体を、PAL環境でPAL実機で遊んだ時と比較するという正しい物差しを使った比較をしていないため、違いに気付いていない可能性もあります。以前は国内でPAL環境を用意するハードルが高かったことも影響しているでしょう。

2018年現在だとPAL対応モニタは安価に入手でき、PAL環境を用意するためのハードルは当時より低くなりました。といいますか、表だってスペックに記載されていないだけで、VGA/HDMI入力でならPAL機が正しく映る液晶モニタもそれなりにあるようです。PAL対応のアップスキャンコンバータ「XRGB-mini FRAMEMEISTER」で擬似的に対応することもできます。それらを勘案すると個人的にはPAL用ソフトを遊ぶためにはPAL用の本体を入手することをお勧めしたいです。欧州の人が遊んでいたのと同じテンポ、同じ音程、同じ画面比率で遊ぶことに価値を感じない人には理解し難いかもしれませんが……。

なお、ベースクロックの違いを克服するための改造KitがMI68というイベントでFuture Driver様の中の人により領布されていましたが、極少数なのでお持ちの方はほとんどいないでしょう。

ブラジル Tec Toy社が出していたMEGA DRIVE IIIの出力映像方式はPAL-Mですが、手持ちのCRTモニタにRGB接続なら問題なく映りました。ただし、同モニタにコンポジットビデオケーブルで接続した場合は白黒でしか映りませんでした。また、液晶モニタ(IOデータ LCD-RDT242XPB)にOpen Source Scan Converter(OSSC) Ver.1.6経由でRGB接続しても、問題なく映りました。

メガキー

メガキートハ
「海外ソフトを日本用メガドライブで遊ぶ、またはその逆の行為をするためのアダプタ」

です。上記の3番の原因により海外ソフトを国内用メガドライブで使えない場合は、一般(?)に「メガキー」と言われているユニバーサルゲームアダプタを使えば動かせるのですが、大人の事情で、ここではこれ以上は記述しません。また、前記したように映像方式の違いは完全には乗り越えられませんし、個人的には海外の本体を買った方がいいと思ってます。

CD + Plus

CD + Plusは海外メガCDソフト(SEGA CD用など)を国内メガCDで動かせるようになるアダプタです。同じような機能を持つ「CDX」「CDxPro」なるものもあるそうです。

ただ、メガキー類と同様の大人の事情でこれ以上の説明はいたしません。eBayなどで海外の本体が入手しやすくなった現在、個人的には海外の本体を買った方がいいと思ってます。

5.メガドライブでΣ9000TBを使用する

シグマ電子が出しているジョイスティック「Σ9000TB」をメガドライブで使うための手順について、メガドライブでΣ9000TBを使用するにまとめてあります。

6.Retrode2について

カートリッジの経年劣化やバッテリーバックアップの電池切れ対策に役立つツール「Retrode2」について、Retrode2についてにまとめてあります。

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