トップ > ビデオゲーム > メガドライブ > 環境設定 > メガドライブ/GENESIS/MEGA DRIVE用Flash Cartについて
最終更新日 2022年2月20日
Retrode2やFlashKit programmer MDなどで吸い出したROMイメージや、バイナリで提供されている同人ソフトをメガドライブ実機で遊ぶのに使うツール類についてこのページにまとめます。
近年はオメガブラストなどの良質な同人ソフトがあるだけでなく、 TANGLEWOODのようにSteamでソフトを購入すると実機で遊べるROMイメージが提供されるているケースもあれば、Demons of Asteborg のようにROMイメージ単体でも販売されるケースもあり、この手のFlash Cartを持っていると遊べる幅が広まります。海外homebrew gamesも盛り上がっておりFlash Cartを持っていれば実機で遊べて楽しいです。
homebrew gamesはFlash Cartを持ってない方でもPCエミュレータで楽しむことができるので一度覗いてみる価値はあると思います。
ウクライナのKriKzzによるFlash Cartです。この手のものの代名詞となっていて、Chinaによりたくさんの模造品が作られていますが、こちらが本家です。ProにはメガCD/SEGA CDエミュレーション機能がついています。
Mega EverDriveについては個別のページ「Mega EverDriveについて」をご覧ください。
スペインのTerraonion社によるメガCD/SEGA CDエミュレーション機能付きのFlash Cartです。
MegaSDについては個別のページ「MegaSDについて」をご覧ください。
Flash CartでメガCDソフトを遊ぶために必要なメガCDのBIOSを吸い出すには大きく分けて3通りの方法があります。各自自分にとって簡単な方法を選べばよいでしょう。当然、Flash Cartでカートリッジのゲームしか遊ばない場合は、メガCDのBIOSは不要です。
Mega EverDrive X7/Proがあれば、ごく簡単な手順で吸い出せます。
メガCD実機が装着されているメガドライブ本体にMega EverDrive X7/Proを刺して電源を入れる
Cボタン押下で出てくるメインメニューから "Run Mega-CD" (X7では"RUN CD-ROM") を選択する
メガCDのBIOS画面(スタートボタンを押してください)が出てくるのを待つ
これだけで、microSDカードにメガCDのBIOSが吸い出されています。X7の場合は "MEGA\" に "CDBIOS.BIN"、Proの場合は "MEGA\bios\" に "mcd-ex.bin" でDumpされます。Proで実際に使うには、同フォルダで下記ファイル名にしておく必要がありますので、適宜リネームしてください。
メガCD(JP): mcd-jp.bin
SEGA CD(US): mcd-us.bin
MEGA CD(EU): mcd-eu.bin
下記ようにスクラップAさんによりMegaSDから吸い出す方法も開拓されました。
下記を使う方法が長らく一番メジャーな吸出し方法でした。Mega EverDrive Proを購入した場合、今となってはこの手順を選ぶ合理性はないでしょう。
プリンタ用パラレルポートのついた32bit Windows(XPや7) PC
Sega CD Transfer Cable(PCとメガドライブを接続するためのケーブル)
吸出しソフト「Sega CD Transfer Suite」
メガCD/MEGA CD側で実行するためのISOイメージのリージョン変換ソフト「ConvSCD」(SEGA CDのBIOSを吸い出すときは不要)
動作するメガドライブ本体 + メガCD(GENESIS + SEGACD / MEGA DRIVE + MEGA CDなど)
空のCD-R(リージョン数枚: メガCDのみなら1枚)
ケーブルは自作しなくともtototek! - Sega CD Transfer Cableにて$20.00(送料込み)で買えますので楽したい方はそちらで。プリンタ用パラレルポート付きの32bit Window PCは、中古でなら5000円前後程度なので大きなハードルとは言えないでしょう。
詳細な手順は下記(外部サイト)が参考になると思います。
下記"自由日記J -ジャンカーへの道-"(外部サイト)さんがやっているように、ROMから直接BIOSを吸い出しエンディアン変換する手順もあります。プリンタ用パラレルポートのついたWinPC(32bit)が必要ない上にメガCDが故障していても大丈夫ですが、むしろハードルが高いと思います。
Retrode2やFlashKit programmer MDなどで吸い出せます。レトロフリークカートリッジアダプター + RetroFreakDumperでもいいでしょう。
bin+cueフォーマットでCD-ROMイメージ作るソフトを使います。別に下記以外のソフトでも作れるので、気に入らなかったら別のをご自分で探していただければと。
定番のCDライティングソフトですが、CD-ROMからイメージを作成するのにも使えます。その際のデフォルトフォーマットが"bin + cue"なのでフォーマット選択ミスも起きにくいです。
ただし、最新版のVer.2.5.8は公式サイトのダウンロードリンクのうち、「Free-Codecs.com」以外はアドウェア付きのインストーラが提供されているので、必ず下記赤枠のリンクからダウンロードしてください。
本人所有のカートリッジ/CD-ROMから所有者本人により吸い出したROMイメージは私的複製の範囲内であり、バックアップすることもそれを使用して本人がゲームプレイすることも日本の法律上もんだいありません。コピープロテクトを解除する場合は例外ですが、当サイトでは取り扱っていません。他にも注意点がありますので、以下をご覧ください。
【注意】ここで作成したROMイメージは私的使用の範囲内で利用してください。作成したROMイメージを他人に譲渡または販売するのは著作権法に違反します。当然、不特定多数がアクセスできるサーバー上にアップロードするのも同様です。また、複製元のカートリッジ/CD-ROMを譲渡または売却した場合、該当するROMイメージは廃棄する必要があります。これは、著作権法の第四十七条の三で規定されています。
参考になるWebページ
デジタル・ネットワーク社会と著作権 (特にQ5, Q6) ※ いつのまにかPDFに変わってました