GENESIS NOMAD(携帯用GENESIS)

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最終更新日 2017年8月15日

海外で発売された携帯用GENESISの商品名、それが「GENESIS NOMAD」なのです。

ゲームギアよりずっと鮮明な画面、そして改造すればエリアプロテクトがかかっているメガドライブソフトさえも動くという、発売当時は全メガドライバー垂涎というレベルの携帯マシンでした。

備考: NOMAD標準の液晶パネルだと、現在の携帯用ゲーム機の画面と比べれば落ちます。あくまでゲームギアと比較して鮮明だということです。ただし、後述するLCDDRVを使えば今どきの液晶を使えるので見劣りしなくなります。

1998年夏頃から秋葉原の一部ショップでメガドライブ化改造されたNOMAD【注1】が販売されていました。私の持っているNOMADはそれなので、メガキーなしで国内MDソフトのほとんどが動きます。いつでもどこでもメガドラソフトで遊べるというのは素晴らしいと思います。

【注1】当時販売されていたメガドライブ化されたNOMADは、オリジナル(GENESIS版)のものを流通側で独自に改造したものらしいです。実際どうなのかは知りませんし、気にもしていません。また、箱など外見からは区別できないので、気付かずに買った方もいるかもしれませんが、別に困っているということもないのではないでしょうか。


目次

  1. パッケージ・中身の写真
  2. 価格・販売店
  3. 周辺機器
  4. 備考
  5. 液晶換装

1.パッケージ・中身の写真

NOMADのパッケージ内容は以下の写真の通りです。発売時期によって外箱や梱包に多少の差異があるようです。

GENESIS NOMADパッケージ内容

上記写真の右下に写っているのがNOMAD標準の電池パックです。単三電池が6本入ります。

2.価格・販売店

1995年に発売されて、当初は国外で買うか、海外通販を利用するかしか入手法はなかったようです。

で、1998年~2000年の間は、秋葉原のメッセサンオーやソフマップで新品が売られていました。最初の頃は3万円レベルだったのですが、最終的には1万円を切るところまで値下げされて、けっこう出回ったようです。

2001年からは、国内外のネットオークションを利用するのが、最も効率のいい探し方のようです。

3.周辺機器

ACアダプタ

メガドライブ2用(スーパー32X等も同じ)の物と同じです。型番はSA-190で、標準では付属していません。

バッテリー

専用バッテリー

標準添付の電池パックを付ける箇所に、NOMAD専用バッテリーを代わりに付けて使用することが出来ます。

アルカリ単三乾電池6本で2時間もたないNOMADですが、専用バッテリー(NOMAD POWER BACK)も8千円近くする上に連続起動時間は3時間程度、充電に12~15時間かかると「高い・あまり持たない・充電に時間がかかる」と三拍子そろっちゃってます。今となっては後述するニッケル水素充電池を利用した方がいいと思います。

充電するにはNOMAD本体と同じく、別売りのACアダプタが必要です。上記した、SA-190(メガドライブ2用ACアダプタ)です。

ニッケル水素充電池(エネループの類)

専用バッテリーを買わずに、一般用の「単三ニッケル水素充電池」を利用する手もあります。現在アルカリ乾電池を使っている方は考慮する価値が高いです。初期投資も低いですし、充電池というのは消耗品ですから、買い直すときにかかる金額・買い易さを考慮すると、NOMAD専用バッテリーよりもこちらの方が優れてると言って過言ではないでしょう。携帯用音楽機器やデジタルカメラなどにも使えるのも魅力です。

その他

後述する、家電のケンちゃんでの改造では給電用マイクロUSB端子増設をしてくれるので、スマートフォン用のモバイルバッテリーを使えるようになります。つまり、前記ニッケル水素充電池を使うよりはるかにパワフルなバッテリーを使えるようになるという意味です。

AVケーブル

NOMADは、メガジェットと同じ様な使い方をすることが可能です。つまりTVやモニタに繋げてプレイ出来るのです。なお、メガドライブ2用のAVケーブルが使えます。

コンポジットビデオやRFでなく、S端子やアナログRGBで繋げたい場合はメガドライブの環境設定の方を参考にしてください。

なお、AVケーブルも標準では付属していません。

4.備考

スロット

NOMADはカートリッジスロットがGENESIS用にカーブがかかっており、国内メガドライブ用ソフトを抜き差ししようとすると、ちょっと引っかかります。カートリッジの形状が通常のものと異なるサンソフトのソフト(スーパーファンタジーゾーンなど)や、バーチャレーシングなどは、そのままだと差すことすら出来ません。メガキーをかませれば起動出来ますが、それがいやな場合は「NOMADのスロット周りを削る」ことで解決できます。段階分けすると、

こうなります。バーチャレーシング(V.R.)やサンソフトのソフトをNOMADで使う予定がない場合は、第一段階で十分です。それなら約10分で削れます。

ドライバー

NOMADを開けるには、日本国内で一般的ではないネジが使われている関係で、特殊なドライバーが必要になります。

JR秋葉原駅の電気街口から出てすぐのところに、部品・ドライバーを取り扱っている店が並んでいます。私は、その中にある「田中無線電機(株) 工具部・半導体部」で買いました。商品名等を下に記述します。

ドライバーマニアじゃないので、他のメーカーが出しているかどうかとかは分かりませんが、少なくとも確実にNOMADの特殊ねじをまわせるドライバーですので参考までに載せておきます。

あと、お店へのリンクから行ける千石電商で、通販にて購入出来るようです。

メーカー修理

正式には国内発売はされていませんので、セガに修理を頼めないと聞いていました。

マルチ化改造

NOMADは簡単な改造で、GENESIS・メガドライブ両方のソフトをユニバーサルゲームアダプターなしで動かせるようになります。私は自分で改造をしたことがないので改造法を説明することはできないのですが、メガドライバーリンクからリンクさせて頂いているAGS様の「メガドライブ博物館」に詳細な記事が載っていますので、お困りの方は参照してみてはいかがでしょうか。

ただし、一応注意しておきますが、改造は全て自己の責任にて行う必要があります。一万円なりのリスクを背負うだけの効果はあると思いますが……。

5.液晶換装

NOMAD標準の液晶モニタは2017年現在のレベルの液晶モニタに比べるとさすがに見た目が落ちるのと、ここ数年で寿命を迎えた個体が多いようで、液晶を換装した方がいいです。過去にはビデオ出力での液晶換装があったようですが、2017年現在だとLCDDRVを使ったRGB出力での液晶換装がお勧めです。

LCDDRVを使ったTFT液晶への換装

LCDDRVは家電のケンちゃんで売っていますが、家電のケンちゃんの原田氏により、有償での改造サービスが受け付けられていますので、自分で換装する自信がない人も安心です。

なお、家電のケンちゃんの原田氏による改造は以下の通りです。LCDDRVと液晶パネル(LQ035NC111)の購入とセットです。NOMAD本体は動作するのが前提です(液晶は映らなくなっていてもOKです)。

換装だけでなく、リージョン切り替えに給電用マイクロUSB端子増設をしてくれるのも嬉しいですね。スマートフォン用のモバイルバッテリーを使えるようになるので、上記したニッケル水素充電池を使うよりはるかにパワフルなバッテリーを使えるようになります。ぶっちゃけ、これだけのサービスをあの値段でやるのはリーズナブルにもほどがあると思います。

TFT換装済みGENESIS NOMAD

マイクロUSB端子からの給電時は本体の電源スイッチは無効です。また、マイクロUSB端子から給電している際は、ACアダプタおよび標準の電池パックは使用しないでください。

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