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最終更新日 2017年10月14日
環境構築時に使用するその他のツール類についてのページです。
トランスコーダーとは、RGBから色差(D端子/コンポーネント)に変換したり、逆方向の変換をしたりする機器のことです。通常コンバーターより高速なので、手持ちのゲーム機がモニタに直接繋げられないケースでコンバーターとトランスコーダーのどちらでも解消できる場合、トランスコーダーを使った方が基本有利です。以下にセガハードを含めた環境構築をする際、便利なものを記載しておきます。
XSELECT-D4はD端子セレクターというだけでなく、D端子をアナログRGB ミニD-sub 15ピンに変換するのにも使えますし、RGB21ピンをD端子(D1)に変換するのにも使えます。このように、モニタに合わせて機器構成を柔軟にできるようになります。
CP-264はXSELECT-D4のような汎用性はありませんが、コンパクトなのが魅力です。水平同期周波数 15kHzにも対応しているので、XCAPTURE-1のミニD-sub 15ピンスルー出力から色差入力のあるモニタに繋ぐのにちょうどいいです。NTSCだけでなく、PALにも対応しています。
XCAPTURE-1などのキャプチャユニットを使ったり、水平同期周波数 15kHzに対応していてもアナログRGB 21ピン端子がないモニタにRGB接続するときに複合同期の分岐をするための機器です。
マイコンソフト XSYNC-1は複合同期の分離をするだけでなく、映像と音声を2系統に分配できるツールです。プレイ画面が遅延することなくキャプチャするのに便利です。
また、15ピン出力を直接XCAPTURE-1に、スルー出力をFRAMEMEISTERに繋げておくことで、直接XCAPTURE-1に繋ぐとキャプチャできない基板があっても、ケーブルを繋ぎ替えることなくキャプチャできる柔軟な環境を構築できます。
複数の機器をRGB接続したい場合、摩耗を考えなければ都度差し替えた方が映像・音声の品質的に有利なのですが、アナログRGB 21ピン端子は抜き差しにそんなに強い端子ではないので、現実的にはセレクターを使うことになると思います。現在購入しやすいものは以下が挙げられます。かつて基板屋で売っていたロータリータイプの3系統のRGB 21ピンセレクターは2016年現在、新品で販売している店を私は知りません。
eBayなどで海外のSCART用のセレクタは安価に見つかりますが、全結線されていないとRGB 21ピンでは使えません。全結線されているかを英語でsellerに確認する気が起きない人は以下を検討するのが無難です。
SELECTY 21の出力端子はD-sub15ピン(2列)ですが、Mini D-Sub15ピン(3列)に繋げたい場合、変換アダプタで対応できます。サンワサプライだとAD-D15NEが該当します。ただし、自分で試した範囲ではPALのゲームで同期が乱れたので、複合同期分離ということだとXSYNC-1に一歩譲るようです。
あと、公式サイトに出力端子のピンアサインが載ってないので、以下に記載しておきます。
ピン番号 | 信号 | |
---|---|---|
TOWNS (SOUND OFF) |
21PIN (SOUND ON) |
|
1 | R | |
3 | G | |
5 | B | |
7 | C-sync | Ys |
9 | NC | C-sync |
10 | NC | AUDIO L |
11 | NC | AUDIO R |
13 | NC | AV control |
14 | H-sync | |
15 | V-sync | |
2, 4, 8, 12 | GND | |
6 | NC |
穴場開発事業団が出している、抵抗入りの21ピン延長ケーブルです。アーケード基板など、出力が強いゲームをキャプチャして白飛びするときにこれで対処できます。SELECTY 21の明るさ抵抗スイッチと同様の役割を果たしますが、こちらのケーブルの方がやや抵抗が弱いのでSELECTY 21の抵抗スイッチだと暗くなりすぎる場合はこちらの方がいいかもしれません。
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